唐組とは

イメージ:唐組ロゴマーク

1988年旗揚げ。座長は唐十郎。
移動式テント劇場、通称『紅テント』で公演を行う。毎年、春と秋に東京だけではなく大阪・長野・静岡・石巻などの地方公演も行っている。紅テントとは母胎の象徴であり、体内回帰、虚実を錯覚させる皮膜の空間。

劇団員は芝居に纏わる全てを自ら手がける。
舞台セット、美術、照明、音響、衣装、制作や、テント設営(劇場作り)・劇空間を創り上げる。

唐組の公演は雨天決行。
大雨の中、テントに落ちる大粒の雨音と戦いながら観客と共にそこにしかない空間を味わい、届ける。

特権的肉体を探し求める令和の河原乞食集団。

座長プロフィール

唐十郎 (から じゅうろう)

1940年2月11日、東京都・下谷万年町生まれ。劇作家、演出家、俳優、小説家。

1958年、明治大学文学部演劇科に入学、学生劇団「実験劇場」で俳優として活動する。63年、サルトル作『恭しき娼婦』で劇団「シチュエーションの会」(64年「状況劇場」に改名)を旗揚げ。処女戯曲『23時54分「塔の下」行は竹早町の駄菓子屋の前で待っている』を執筆する。

67年、新宿花園神社境内にて初の紅テント公演を行う。アンダーグラウンドカルチャーの旗手として絶大な人気を誇り、個性派俳優を多数輩出する。演劇論「特権的肉体論」は後続世代に強い影響を及ぼした。

韓国、台湾、バングラデシュ、レバノン、シリア公演など海外公演も敢行。70年『少女仮面』で岸田國士戯曲賞受賞。83年『佐川君からの手紙』で芥川賞受賞。
88年、状況劇場を解散し1989年に劇団「唐組」を旗揚げ。作・演出、出演を務めテント公演を精力的に行う。
横浜国立大学、近畿大学では教授・客員教授を務めた。

2003年『泥人魚』にて紀伊国屋演劇賞、読売演劇大賞演出家優秀賞、鶴屋南北賞、読売文学賞受賞。これまでの独創的な舞台制作の功績が評価され、12年度朝日賞受賞。

受賞歴

1970年
『少女仮面』第15回岸田國士戯曲賞受賞
1983年
『佐川君 からの手紙』第88回芥川賞受賞
2003年
春公演『泥人魚』紀伊国屋演劇賞、読売演劇大賞演出家優秀賞、鶴屋南北賞、読売文学賞受賞。
2006年
読売演劇大賞芸術栄誉賞、明治大学特別功労賞受賞。
2010年
韓国、第3回李炳注(イ・ビョンジュ)国際文学賞を日本人として初めて受賞する。
2012年
朝日賞受賞

小説、エッセイ

1968年
『特権的肉体論』
1972年
『少女と右翼』(初の書き下ろし長編小説)
『日本列島南下運動の黙示録』随筆集
1973年
『わが青春浮浪伝』
『青春遊泳ノート』
『ズボン』
小説集『ドラキュラ』
1974年
『魔都の群袋』随筆集
『紅疾風』小説
『幻のセールスマン』小説集
『ギャマンのオルゴール』初のラジオドラマ
1975年
『恋の鞘当て』NHKラジオドラマ
1976年
『風のテント胸には拳銃』随筆集
1978年
『海星・河童』小説集
1979年
『調教師』
『風に毒舌』随筆集
1980年
『豹の眼』随筆集
『沼・ふたりの女』戯曲+小説
1981年
『下谷万年町物語』小説
1982年
『佐川君からの手紙』小説
1983年
『サンドイッチマン』小説集
『唐十郎血風録』随筆集
1984年
『安寿子の靴』NHKドラマ
『マウント・サタン』小説
1987年
『フランケンシュタインの娘』小説
1988年
『シェークスピア幻想』
1990年
『電気頭』小説
『緑の果て』
1993年
『青春牡丹燈籠』小説
1994年
『作家の自伝・唐十郎ーわが青春浮浪伝』
1995年
『海ほおずき』小説
『水の廊下』随筆集
1996年
『雨月の使者』小説
1997年
『幻想劇場』小説集
2000年
『蛇行』小説
2005年
『ガラスの使徒』小説
2006年
『劇的痙攣』小説
2009年
『朝顔男』読売新聞夕刊で小説
2015年
『ダイバダッタ』小説・随筆集

戯曲

1964年
『24時53分「塔の下」行きは竹早町の駄菓子屋の前で待っている』(処女戯曲)
1964年
『渦巻きは壁の中をゆく』
1965年
街頭劇『ミシンとこうもり傘の別離』
1965年
『煉夢術ー白夜の修辞学或いは難破船の舵をどうするか』
1965年
『月笛奏法』
1965年
『淫劇ジョン・シルバー』
1966年
『腰巻お仙・百個の恥丘』
1966年
『アリババ』
1966年
『腰巻お仙ー忘却篇』
1967年
『時夜無銀髪風人(ジョン・シルバー)』
1967年
ジョン・シルバー 新宿恋しや夜鳴篇
1967年
『腰巻お仙ー義理人情いろはにほへと篇』初のテント公演
1968年
『由比正雪』
1968年
『続ジョン・シルバー』
1969年
『腰巻お仙・振袖火事の巻』
1969年
『少女仮面』早稲田小劇場(鈴木忠志)のための書き下ろし、岸田國士戯曲賞
1969年
『少女都市』
1970年
『愛の乞食』
1971年
『吸血姫』
1971年
『あれからのジョン・シルバー』
1972年
『二都物語』
1972年
『鐵假面』
1973年
『ベンガルの虎』
1973年
『盲導犬』櫻社(蜷川幸雄)のための書き下ろし
1973年
『海の牙ー黒髪海峽篇』
1974年
『唐版・風の又三郎』
1974年
『ガラスの少尉』
1974年
『夜叉綺想』
1975年
『唐版・滝の白糸』
1975年
『腰巻おぼろ 妖鯨篇』
1975年
『糸姫』
1976年
『下町ホフマン』
1976年
『ハメルンの鼠』劇団第七病棟、旗揚げ(石橋蓮司)のための書き下ろし
1976年
『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』
1977年
『蛇姫様ー我が心の奈蛇』
1977年
『唐版・俳優修業』
1978年
『六号室』
1978年
『ユニコン物語ー台東区篇』
1978年
『河童』
1979年
『唐版・犬狼都市』
1979年
『青頭巾』
1979年
『ふたりの女』
1980年
『女シラノ』
1980年
『鉛の心臓』
1981年
『下谷万年町物語』
1981年
『お化け煙突物語』
1981年
『黄金バットー幻想教師出現』
1982年
『新・二都物語』
1982年
『秘密の花園』本多劇場こけら落とし上演
1983年
『住み込みの女』
1983年
『黒いチューリップ』
1984年
『あるタップダンサーの物語』
1985年
『ジャガーの眼』
1985年
『御注意あそばせ』
1985年
『少女都市からの呼び声』
1965年
『ビニールの城』
1986年
『ねじの回転』
1987年
『湯毛の中のナウシカ』
1988年
『さすらいのジェニー』
1988年
『逢魔が恋暦』