唐組ウェブサイト トップページ

イメージ:紅テント イメージ:紅テント

「紅テント」を引っ提げて、唐十郎の劇世界を追求し、世に問い続ける劇団。
劇団員はテント建てから始まり、役者と裏方の区別なく、舞台にまつわる全てを手懸ける。

唐十郎の誕生日である2月11日には、毎年入団試験が行われ、新たな「特権的肉体」の発掘が続けられている。唐十郎から与えられ、培われた「存在」の探求を、久保井研をはじめとする劇団員が、門をくぐる者たちへ伝承して行く。

―情熱あるものは、門をたたけ―

公演情報

第73回公演「泥人魚」

作=唐十郎
演出=久保井研+唐十郎

 埋め立てに行かず、ただ一人町を去った漁師・螢一が、消えた親友・二郎を探して暮らすのは、二郎のかつての師、詩人・伊藤静雄の営むブリキ加工店。残る約束の半分を悔やむ眼(ガン)に代わって、どうにか決着をつけようとしていた。そして、やすみもまた、眼(ガン)のため、残りの約束を果たすべくその店を訪れるのだった。
 諫早湾の記憶宿る義眼が導かれる闇の行方を知らないままに、二人が遂げる二郎との再会。「人か魚か分らぬ女だ、そのウロコをはがさぬ限り、その女は人には戻らぬ」そう記したメモと共に、残された“泥の約束”の先に二郎が見つめる一点は、海で拾われ、人魚と呼ばれ名を捨てた少女が、ウロコの奥に封じた過去の鍵……。
―見えるよ、この眼(ガン)には……今、腰の辺りで光ったお前の鱗一枚が―
 義眼と肉眼の間に映った一片の、はがされた傷跡の上、帰る海をなくした人魚に朽ちない鱗が舞い降りる。

【役者陣】
久保井研/稲荷卓央/藤井由紀/福原由加里/加藤野奈/大鶴美仁音/重村大介/升田愛/藤森宗/西間木美希/岩田陽彦/金子望乃/壷阪麻里子/髙橋直樹/舟山海斗/丹羽駿介
福本雄樹/友寄有司/荒谷清水/内藤裕敬(神戸・岡山・長野、5/5、6の花園神社公演に出演決定)

【公演場所】
東京=新宿・花園神社 
東京=雑司ヶ谷・鬼子母神
神戸=湊川公園
岡山=旭川河畔・京橋河川敷(岡山市北区京橋町地先)
長野=長野市城山公園 ふれあい広場

【公演日程】
2024年4月19日 〜 2024年6月16日

【前売開始】
2024年03月03日

詳細はこちら

劇団員

イメージ:唐組メンバー写真 情熱あるものは門をたたけ