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イメージ:紅テント イメージ:紅テント

「紅テント」を引っ提げて、唐十郎の劇世界を追求し、世に問い続ける劇団。
劇団員はテント建てから始まり、役者と裏方の区別なく、舞台にまつわる全てを手懸ける。

唐十郎の誕生日である2月11日には、毎年入団試験が行われ、新たな「特権的肉体」の発掘が続けられている。唐十郎から与えられ、培われた「存在」の探求を、久保井研をはじめとする劇団員が、門をくぐる者たちへ伝承して行く。

―情熱あるものは、門をたたけ―

公演情報

第74回公演「動物園が消える日」

作=唐十郎
演出=久保井研+唐十郎

コンドミニアム建設のために閉鎖されてしまった金沢の動物園、サニーランド。数ヶ月前までその動物園で働いていた飼育係達や、入場券のもぎり娘らが、かつての持ち場や動物との絆を断ち切れず、転職しきれずに、金沢から遠く離れたビジネスホテルに引き寄せられて来る。
 中でも飼育係の副係長・灰牙は、「さすらいの飼育係」として独立すると宣言し、二トン半あるカバのドリちゃんを動物園から連れ出して、目下のところ、このホテルの二階の一室に飼っているという。
−――動物園が消えないでいるのは、それはあなたの頭の中にあるその灯が消えないからです−−―
ドリちゃんの水を全身に受けて、灰牙は忽然と姿を消す。
人々もそれぞれの毎日に戻るが、自らのあばら骨を檻として、そこにさすらいの動物園を持ち続けるだろう。
 風よ、その彼らの肩を優しく撫でてくれ。
  平成二十年十月二日           唐十郎
【右文書院「唐十郎コレクション③戯曲篇」あとがきより】

【役者陣】
久保井研、藤井由紀、福原由加里、加藤野奈、大鶴美仁音、重村大介、升田愛、藤森宗、西間木美希、岩田陽彦、金子望乃、壷阪麻里子、髙橋直樹、舟山海斗、中尾瑠夏
/福本雄樹、友寄有司、影山翔一、オバタアキラ
〈稲荷卓央、またまた修行中〉

【公演場所】
●猿楽通り沿い特設紅テント  千代田区神田猿楽町1−6−1 明大10号館裏(コインパーキング)
(JR「御茶ノ水」駅より徒歩10分、東京メトロ半蔵門線/都営三田線「神保町」駅より徒歩6分)

●雑司ヶ谷・鬼子母神
(「池袋」駅・都電荒川線「鬼子母神前」駅・副都心線「雑司が谷」駅下車)

【公演日程】
2024年10月5日 〜 2024年11月4日

【前売開始】
2024年09月01日

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劇団員

イメージ:唐組メンバー写真 情熱あるものは門をたたけ